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椿三十郎・続三丁目の夕日

 投稿者:湘南の暇人  投稿日:2008年 1月 3日(木)18時43分47秒
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  大晦日に「おせち料理」や「年越蕎麦」、靴などを買いがてら映画を観た。「平塚シネプレックス」と言い「オリンピック」という巨大スーパーの中に映画館が何軒もある。無論大駐車場が完備されている。60歳を過ぎると1000円で封切映画が見られる。一昨年の『武士の一分』以来、話題作は観ることにした。ウィークディは「毎日が日曜日」の年代のばかりの人で空いている。今回は『椿三十郎』、旧臘初旬は『ALWEYS・続三丁目の夕日』を観た。

『椿三十郎』のオリジナル版は昭和37年正月の封切で、主演は言わずもがな黒沢明・三船敏郎のコンビだった。結論から言えば、やはり世界の三船の貫禄には到底及ばないということである。織田裕二なる俳優は知ってはいたが、半ば人生をふて腐れ、剣が滅法強い浪人などは「三船敏郎」を上回る俳優など居ないということである。良い点は椿の赤・白がはっきり判るカラーであることぐらい。当時は映画も写真もモノクロが主流だった。仲代達矢が演じた「室戸半兵衛」役の豊川悦史の方が、椿三十郎役の織田裕二よりサマになっていると思った。間抜けのように見える城代家老役の藤田まこともオリジナル版の「伊藤雄之助」には遠く及ばない。

オリジナル版封切の昭和37年は私は17歳、封切映画など料金が高くて見られる筈もなく今では説明が必要な3番館で観た記憶がある。昭和37年は、マリリンモンローが36歳で亡くなった年、先頃亡くなった植木等が大ブレーク、三河島事故という鉄道事故で百人以上の方々が亡くなった年である。私は印刷会社の住込工員だった。その翌年の昭和38年3月封切の『天国と地獄』で私は黒沢明にはまった。天国と地獄は都合十数回、映画館で観ている。

『ALWEYS・続三丁目の夕日』の原作はマンガ雑誌の連載だという。漫画は今は縁がなく私はよく知らなかった。こちらは昭和34年、東京タワーが完成する頃の年代に設定されている。高速道路が架設されていない日本橋はどうやって撮影したのか、オート三輪や古い国産車はどう集めたのか、興味のあるところである。ストーリーは前作同様他愛ない市井の日常である。ストーリーより時代・舞台設定が面白く興味深くよく出来ている。「薬師丸ひろ子」が懐しく「もたいまさこ」が良い味を出している。

昭和34年は、私は上京後3年目、中学3年生のときである。現天皇の結婚式があり、ミッチーブーム到来、『黒い花びら』という初回のレコード大賞、伊勢湾台風、相撲の栃錦・若乃花の全盛時代、歌謡曲は三橋美智也の『古城』ペギー葉山の『南国土佐を後にして』だった。今「昭和30年代」がブームだそうである。その漫画の影響もあるのか、昭和をテーマにした街並み・グッズは東京都青梅市・九州の豊後高田市が有名である。昭和がブームならば昭和10年代のあの「先の大戦」にも思いを馳せてもらいたいのは私だけか。1月26日に封切られる山田洋次監督・吉永小百合の『母べえ』が、サユリストの私には楽しみである。時代は昭和15年の話、背景に無論、反戦思想がある。

http://www1.odn.ne.jp/~ceg94520/homepage/

 

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